フォトリーディング

負けてたまるか!日本人/丹羽宇一郎、保阪正康

負けてたまるか! 日本人 私たちは歴史から何を学ぶか (朝日新書) 作者:丹羽宇一郎、保阪正康 朝日新聞出版 Amazon 伊藤忠商事の名経営者として名を馳せ、在中国全権大使も務められ、財界きっての読書家としても知られる丹羽宇一郎さんが、半藤一利サンと並ん…

恋のトリセツ/黒川伊保子

恋のトリセツ (河出新書) 作者:黒川伊保子 河出書房新社 Amazon 『妻のトリセツ』の大ヒットに端を発して、『夫のトリセツ』『娘のトリセツ』など「トリセツ」シリーズは家族を一回り(「父」はスルーされていますが…(笑))して、今回のテーマは「恋」だと…

ルポ大谷翔平/志村朋哉

ルポ 大谷翔平 日本メディアが知らない「リアル二刀流」の真実 (朝日新書) 作者:志村朋哉 朝日新聞出版 Amazon 大谷翔平が所属するエンゼルスの本拠地アナハイムがあるオレンジ・カウンティ(日本で言う郡のような行政単位)のローカル紙勤務の日本人記者が…

キャリア弱者の成長戦略/間中健介

キャリア弱者の成長戦略(新潮新書) 作者:間中健介 新潮社 Amazon この本の著者である間中さんは、キャリアの序盤で体調を崩されて、一時期派遣社員として仕事をされていましたが、その中でスキルを磨かれて米系のコンサルファームのコンサルタント、電通子…

韓国のグローバル人材育成力/岩渕秀樹

韓国のグローバル人材育成力 超競争社会の真実 (講談社現代新書) 作者:岩渕秀樹 講談社 Amazon 文部科学省の官僚で、在韓日本大使館の初代科学技術担当書記官として韓国に駐在された方が、韓国の人材育成について紹介された本です。 この本が出版されたのが2…

真説・企業論/中野剛志

真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 (講談社現代新書) 作者:中野剛志 講談社 Amazon 最近、ちょっとハマりつつある中野剛志さんの著書ですが、今回のテーマはベンチャーです。 日本では長らく開業率が低迷しており、起業を活性化させるためにア…

シン・養生論/五木寛之

シン・養生論 (幻冬舎新書 685) 作者:五木 寛之 幻冬舎 Amazon リタイア世代に向けた著書も多い作家の五木寛之ですが、この本は日刊ゲンダイに寄稿されている連載「流されゆく日々」の中で、リタイア世代に向けたモノを集められたモノのようです。 五木さん…

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】/中野剛志

全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】 作者:剛志, 中野 ベストセラーズ Amazon 先日、現役の経産官僚でありながら日本の財政・金融政策に批判的な中野剛志さんの著書『 目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』を読んで、色ん…

セルフケアの道具箱/伊藤絵美

セルフケアの道具箱 作者:伊藤絵美 晶文社 Amazon 以前、自伝的な著書である『カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた』を紹介した伊藤絵美さんが、自身でストレスのケアをする方法論を紹介した本を書かれていると知って、手に取ってみました。 割とメ…

1973年に生まれて/速水健朗

1973年に生まれて: 団塊ジュニア世代の半世紀 作者:速水 健朗 東京書籍 Amazon サブカル系を中心にかなり幅広いジャンルの著作で知られる著書が、ご自身の生まれである1973年からの半世紀を振り返るという趣旨の著書です。 ワタクシより少し下の世代で同世代…

うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか/ローラ・ヴァンダーカム

うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか 作者:ローラ・ヴァンダーカム,Laura Vanderkam SBクリエイティブ Amazon 寄る年波か、最近当初よく取り上げていた成功本的なモノを取り上げることがメッキリ減ってしまいましたが、久しぶりにそういう…

10代から知っておきたいあなたを丸めこむ「ずるい言葉」/貴戸理恵

10代から知っておきたい あなたを丸めこむ「ずるい言葉」 作者:貴戸 理恵 WAVE出版 Amazon 以前、『10代から知っておきたい女性を閉じ込める「ずるい言葉」』を紹介しましたが、そのシリーズ物の1冊のようで、今回は女性に限らず若いうちから意識しておくべ…

危機の読書/佐藤優

危機の読書 (小学館新書 436) 作者:佐藤 優 小学館 Amazon 最近、”知の怪人”佐藤優さんの読書指南が、かなり実践的というか、事象があまりに複雑化していて、余程の人でなければ読書を現実に応用することが難しくなっていると感じているのか、かなり「即物的…

ワクチンは怖くない/岩田健太郎

ワクチンは怖くない (光文社新書) 作者:岩田 健太郎 光文社 Amazon コロナの感染拡大直前に、クルーズ船の感染防止のために派遣され、忖度なくあまりに的を得た指摘を連発したために、厚労省の技官にクルーズ船から追い出されたという伝説を持つ、感染症の専…

世間ってなんだ/鴻上尚史

世間ってなんだ (講談社+α新書) 作者:鴻上 尚史 講談社 Amazon 『「空気」と「世間」』や『同調圧力のトリセツ』など、かねてから「世間」がもたらす「同調圧力」について批判的な論調の著書を再三出版されてきた劇作家の鴻上さんですが、この本は週刊『SPA!…

60代からの幸福をつかむ極意/齋藤孝

60代からの幸福をつかむ極意-「20世紀最高の知性」ラッセルに学べ (中公新書ラクレ 760) 作者:齋藤 孝 中央公論新社 Amazon 齋藤孝さんが「20世紀最高の知性」と言われる英国の哲学者ラッセルの著書『幸福論』から60歳代以降のシアワセにつながるような考え…

中国人のお金の使い道/中島恵

中国人のお金の使い道 彼らはどれほどお金持ちになったのか (PHP新書) 作者:中島 恵 PHP研究所 Amazon 中国ウォッチャーとして知られる中島恵さんの2021年出版の著書で、コロナ禍以前の状況にはなりますが、中国人のお金の使い方について紹介された本です。 …

息子のトリセツ/黒川伊保子

息子のトリセツ (扶桑社新書) 作者:黒川 伊保子 扶桑社 Amazon 『妻のトリセツ』から始まった家族の「トリセツ」シリーズですが、今回は「息子」がテーマです。 これまでの「トリセツ」シリーズを取り上げてきた際に、ご自身の息子さんへの溺愛振りにも触れ…

黒幕の日本史/本郷和人

黒幕の日本史 (文春新書 1402) 作者:本郷 和人 文藝春秋 Amazon ここ数年、凄まじい勢いで著書を出版されている本郷センセイですが、今回のテーマは「黒幕」です。 この本では16人の「黒幕」を取り上げられているのですが、「黒幕」というだけあって、それな…

定年格差/郡山史郎

定年格差 (青春新書インテリジェンス) 作者:郡山 史郎 青春出版社 Amazon ご自身が定年後の再就職に苦労された経験を踏まえて人材派遣会社を立ち上げ、86歳の執筆時も現役でリタイアを見据えた方の再就職も含めた就職支援をされている方が語られる定年後の仕…

新型コロナワクチン本当の「真実」/宮坂昌之

新型コロナワクチン 本当の「真実」 (講談社現代新書) 作者:宮坂 昌之 講談社 Amazon 免疫学の専門家の方が語られるコロナワクチンの「実像」です。 この本は2021年8月と感染拡大の真っただ中で出版されていて、玉石混交のアンチワクチンの情報も蔓延する中…

日本の歪み/養老孟司×茂木健一郎×東浩紀

日本の歪み (講談社現代新書) 作者:養老孟司,茂木健一郎,東浩紀 講談社 Amazon 養老先生の「日本論」ですが、今回は、最近何かとSNSへの投稿で物議をかもすことの多い脳科学者の茂木健一郎さんと、作家・批評家の東浩紀との対談です。 冒頭で、やっぱりどう…

「カッコいい」とは何か/平野啓一郎

「カッコいい」とは何か (講談社現代新書) 作者:平野 啓一郎 講談社 Amazon 昨日に引き続き芥川賞作家平野啓一郎さんの評論的な著作ですが、今回のテーマは「カッコいい」です。 「カッコいい」と一口に言いますが、そのコトバがどういう状態のモノを指して…

私とは何か/平野啓一郎

私とは何か 「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) 作者:平野啓一郎 講談社 Amazon 1999年に当時最年少の23歳で、デビュー作『日蝕』で芥川賞を受賞されて話題をまいた作家の平野啓一郎さんが、「私」について語られた本です。 ひと頃、若い年代の「自分…

自民党の統一教会汚染2 山上徹也からの伝言/鈴木エイト

自民党の統一教会汚染2 山上徹也からの伝言 作者:鈴木 エイト 小学館 Amazon 旧統一教会問題がクローズアップされてから一躍名を馳せた鈴木エイトさんの『自民党の統一教会汚染』の第二弾で、安倍元首相の銃撃以降、旧統一教会と自民党の結びつきが糾弾され…

ザイム真理教/森永卓郎

ザイム真理教 作者:森永 卓郎 三五館シンシャ Amazon メディアでもおなじみのエコノミストの森永さんが、財務省の宗教がかった影響力について語られた本です。 先日、経産官僚の中野剛志さんが財政政策を批判的に論評した『目からウロコが落ちる奇跡の経済教…

10代に語る平成史/後藤謙次

10代に語る平成史 (岩波ジュニア新書) 作者:後藤 謙次 岩波書店 Amazon 共同通信の元記者で自民党や官邸の取材をされていて、現在は大学で教鞭ととられつつ、平成史に関する著作も多く出版されている方が、大学での講義のようなカタチでまとめられた本です。…

それからの帝国/佐藤優

それからの帝国 作者:佐藤 優 光文社 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんの自伝的な小説なのですが、この本はモスクワ在勤時に邂逅した盟友とも言えるロシア人との交流にフォーカスしたモノとなっており、一時期行き違いがあったモノの、佐藤さん自身の逮捕拘留を…

目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】/中野剛志

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】 作者:剛志, 中野 ベストセラーズ Amazon 現役の経産省完了でありながら多くの著書、しかも割と日本の経済政策に批判的なモノを出版されていることで知られる中野剛志さんによる経済政策にまつわる本です…

マンガでわかるコンプライアンス大全/遠藤研一郎、にしかわたく

マンガでわかる コンプライアンス大全 作者:にしかわ たく 池田書店 Amazon 昨年は、BIG MOTORやジャニーズ事務所の不祥事など企業のコンプライアンスに関わる大きなスキャンダルが続発してコンプライアンスについて考えさせられることが多かったのですが、…