ビンボーはカッコイイ/森永卓郎

 『新版 年収300万円時代を生き抜く経済学 (知恵の森文庫)』など、
収入が少なくても幸せに生きている方法がある、ということを再三主張されている
森永さんですが、この本は、その意見を表明し始めた最初期の著書になるんでしょ
うか…

 この本では、収入は低いけれども、本当に心から好きなことを突き詰めている人
達を紹介されています。

 当たり前といえば当たり前なのですが、どの人も、その生き方に全くと言って
いいほど後悔を感じているように見えません。

 中には、沢山のお金を得ることはモチロン、結婚することすらなかった人も
いらっしゃいますが、それ以上に好きなことを突き詰めていることで充実していて
眩く見えます。

 それに、好きなことを突き詰めていることで、周囲に純粋にそのことに打ち込む
人達とのつきあいができて、人間としての豊かさを十二分に享受しているように
みえます。

 あんまりこの本を読んでると、道を踏み外しそう…でも、羨ましいなあ…