レバレッジ・マネジメント/本田直之

 本田さんの本です。
 レバレッジの冠を抱いておりますが、それ以前のレバレッジシリーズの本と少々
趣が異なります。
 レバレッジの考え方を基にした経営に関する本なのですが、これまでのレバレッジ
シリーズの本の中で感じたスマートさが、少々薄れています。
 経営の考え方自体は、これまでレバレッジシリーズで述べられてきたDMWL(Do More
With Less)の考え方をどう当てはめるか、ということがベースになっているのですが、
この本では他の本に比べて、本田さんご自身の経験を前面に出されています。

 ただ、ちょっと経験の引用が中途半端で、もうちょっと書いてくれたらいいのにな、
という不足感はありました。