新人OL、つぶれかけの会社をまかされる/佐藤義典

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)

 マーケティングの基本をストーリ仕立てでわかり易く説明した本です。
 この手の本って概ね、肝心な所を外しているか、物語として成立していないかの
どちらかであることが多いのですが、この本は数少ない成功例かもしれません。

 設定としては、転職してきて1ヶ月のOLが、会社がテスト的に立ち上げたイタリアン
レストランの立て直しを任されて、2ヶ月以内にビジネスプランのプレゼンを幹部層に
行うというところです。

 マーケティングの基本として、お客様の「ココロ」に訴えかけることを目的として、
何をベースにするかということで、手軽・商品・密着という3つの軸で整理すること
を提唱されています。
 その中で、マーケティングプランの整合性ということを強調されていることと、
やはり提供する側の「想い」の強さがマーケティングの成否を左右するのだという
記述が印象的でした。

 気軽に読めて、有意義なんで是非読んでみてください。