- 作者: 小山薫堂
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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放送作家で、個人的に非常に好きだった「料理の鉄人」を手がけられた方の
本です。
「アイデアを出す」ということをテーマに書かれた本なのですが、ノウハウ
本と言うよりも、そのことを頭に置いたエッセイみたいな感じです。
でも、ノウハウ本チックにしていないことが、却ってノウハウの生み出し方に
関する小山さんのこだわりというか、考え方が明確に感じられる気がします。
と言うのも、小山さんは結構本業以外にも色んなことに手をだされているので
すが、そのスタンスというのが、何と言うか脱力的で、面白いからやってみまし
た、みたいんな感じがします。
あと、ある事象が別の事象につながることを非常に重視されていて、ホンの小
さな出来事が及ぼす影響というものを非常に重視されているような気がします。
ある意味アイデアを天啓と受け止められている風に受け止められる部分がある
のですが、だからといってそれを生み出す努力を否定しているのではなくて、
読んでてちょっと意外だったりもしたのですが、スローライフは自分には合わない
と考えられているようです。
そういう意味で、日々を懸命に生きている中で感度を高めることで、意外と
アイデアって手に入るのかも、と安易に考えてしまったりしました…