- 作者: 勝間和代,香山リカ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/01/08
- メディア: 単行本
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予告通り、両者の対談本を紹介します。
うーん、率直な乾燥から言うと肩透かしというか、あんまり両者の
議論に交わりが感じられなかったというところでしょうか…
言ってみれば、香山さんがダメな人代表の仮面を被って、勝間さん
にできる人代表の仮面をムリヤリ被せるという舞台設定をして議論を
始めたって感じです。
その舞台設定自体はある意味、我々傍観者としても期待通りの所で、
いいのですが、意外と勝間さんがプレーンで香山さんのプランが崩れて
どう攻めたらいいのか戸惑っているような感じが伺えます。
その中で、勝間さんは教育によって、どんな人でも努力をするように
仕向けられる可能性があると言っていますが、それに対して香山さんは
どうしても努力ができない人はどうなるんですか、といい、後半になる
とその図式一辺倒で正直退屈します。
というわけで、勝間さんが意外とフツーの人っぽかったって言う以外
にあんまり発見のない本でした。
こういうのって企画側で何とかならないもんなんですかね…
