シンプル人生の経済設計/森永卓郎

 うーん、この人も焦点は微妙に異なるものの、ほとんど書かれていることはどの本
も同じです。
 どうせ、大部分の人がどんなに頑張っても、いわゆる「負け組」になるのだから、
せめて人間性豊かに生きていきましょうよ、ということです。

 まあ、ちょっとずつ焦点を変えないと売り物にもならないのですが、少なくとも
3冊くらいは、この本の8割方同じことを書かれている気がします。

 ここでの焦点は、感受性豊かに生きて行きましょうというのが、割とメインテーマ
になっていて、仕事もそういう方向性で選びましょうよ、と主張されています。(この
辺りは、他の本でも再三述べられています。)

 まあ、それくらい彼にとって重要なテーマだとは思うのですが、繰り返し読まされる
方としては、ちょっとたまったものではありません。

 ボチボチ、この人も潮時ですかね…