- 作者: 竹中平蔵
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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「あの」竹中さんの勉強法に関する本です。
以前、講演を聞きにいく機会があって、1時間もの講演にも関らず、
論旨が明確に思い出せるほど、ロジカルな内容に驚愕したのですが、
この本に関しては、そこまでロジカルではありません。
でも、勉強をするにあたって意識しておくべきこととして、
「人生を戦うための勉強」⇔「人と人をつなぐための勉強」という軸
と、「天井がある勉強」⇔「天井のない勉強」という2つの軸を意識
して勉強をしていくべきただと述べられています。
その中で、だんだんと「人生を戦うための」「天井がある勉強」か
ら、「人と人をつなぐための」「天井のない勉強」にステージアップ
していくことを強く推奨されています。
そういう意味で、やっぱり勉強にゴールはなくて、御自身も今なお
勉強を続けられているということです。
英語や経済など、さまざまな分野について、ちょっと無理ヤリ感の
ある標語チックなものをあげられていますが、それぞれ、上記の2軸
に基づくマトリックスにマッピングしながら考えていくと方向性が
見えるのかな、という感じです。
あと、非常に印象的だったのが、小泉元首相のことを再三取り上げ
られていて、本当に「深い」ところで二人は結びついていたんだなあ、
と改めて感じさせられました。