- 作者: 内藤誼人
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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内藤センセイの本は、自分の中では2つの大きな側面があって、ひとつの方が、
世間的にはもてはやされているように思える、「ブラック」な側面で、もうひとつが、
コチラのほうは、チラ見せ程度での頻度しか見せませんが、「継続」や「努力」の
効用を、経験に基づいて切々と説くという側面です。
先日紹介した本は、「継続」系の本でしたが、この本は、いってみれば「ブラック」
と「継続」の間みたいな印象です。
テーマが個人の内面に向いている場合は、「継続」系…要するに、努力とか
そういうことを強調されているのですが、見られる相手がいる場合に、「ブラック」
なテイストが出てくるのかなと、この本を読んでいて思いました。
ベースとして、個人を形成するのは、努力に基づいた自信である(形成課程に
多少の思い込みがあったにせよ…)んですが、人に見せるときには、戦略的な見せ
方が必要になってくる、そういう意味で「ブラック」な側面が必要になるんでしょ
うね。
まあ、「ブラック」とは言いながら、ズルいことをしているわけではなくて、
内面の形成と比べれば…という意味ですので、念のため。