コンビニのレジから見た日本人/竹内稔

コンビニのレジから見た日本人

コンビニのレジから見た日本人


 コンビニを複数経営されている方の、コンビニでの日本人の荒み方、
みたいな本です。

 コンビニで、かなりヒドい態度を取る人のことが多々描かれています
が、あながち誇張じゃなくて、そういえばそんな人がいたなあ、と思え
ることが余計に恐ろしいです。

 著書によると、コンビニでの客の態度が悪くなったのは、コンビニが
客にトイレを貸すようになったことと呼応しているといいます。
 それをきっかけに、コンビニはなんでも言うことを聞いてもらえると
ころ、と客が思うようになった、と言います。

 コピーを取らせるとか、雑誌の立ち読みをしたら逆ギレされるとか、
支払いの小銭を投げつけられるとか…

 まあ、読んでて、最初悲しくなったのですが、260ページばかりの本
がそういうことで埋めつくされているので、それを通り越して、寒気が
するほどの恐ろしさを感じました。

 この国の、お子様化はどこまで行くのでしょう…