「社長のヘッドハンター」が教える成功法則／井上和幸

「社長のヘッドハンター」が教える成功法則

　文字通りの内容なのですが、やっぱり「社長」としてヘッドハンティングされていく人って
行動様式というか、思考の方向性が似通ってくるようです。

　で、その共通点って言うのが、「出世競争を降りた人」なんだそうです…

　意外な気がするかもしれませんが、この本を読んでいるうちに納得出来てきます。

　要は、その会社固有の思考様式から自由になっているので、プレーンな目でモノが見れる
から、という部分と、特定の会社のやり方に特化されていないから、その能力に汎用性が
あり、ひいては労働市場での市場競争力がある、ということになるんでしょうか？

　でも、だからと言って、ドロップアウトみたいな降り方はダメですよ。

　しっかりと、目の前の仕事を誠実にこなしていって、でもそれが妙な色気を含まずに
淡々とやっていくってことが大事なようで、そういうのって、誰かが見てますよ、って
ことなのかもしれません。

　ちょっと、大それたタイトルですが、意外と地に足の付いた内容なので、一度手に取って
みてはいかがでしょう！？