「原因」と「結果」の法則/ジェームズ・アレン

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 とっくの昔に、紹介していたと思っていたのですが、実はまだだったのね、ということと、
英語版を英語のオーディオ版に手を出そうということで事前にもう一度読んでおこうと思って
手にとってみました。

 以前、読んだ時は、何か抽象的でよくわからんなあ、と思いながら読んでいたのですが、
今回は、シンプルに、ココロに刺さりましたね。

 簡単にいえば、すべての人の「人となり」は、その人が抱いている「思い」が元となって、
その人格をはじめとするすべてのものを作り上げている、ということで、醜悪な「思い」を
抱いていれば、醜悪な人格になり、崇高な「思い」を抱いていれば、崇高な人格になる、と
言うことです。

 でも、理想的な人格を得るためには、自分の欲望を抑制するという犠牲を払わなくては
いけないのですが、そこのところが、キモなんでしょうね。

 ホント、あらゆる自己啓発本のルーツと言われている本なんだそうですが、シンプルに
深遠な真実を紹介していて、でも非常に「深い」本です。

 サラっと読もうとすれば、サラっと読めるし、深く読もうと思えば深く読める、スゴイ
本ですね。