45歳からやり直す最高の人生/川北義則

 川北さんのミドルに贈る本の1冊です。

 特に、最近「ミドルエイジ・クライシス」といって、40、50歳代の主に
サラリーマンが自分の方向性を見失ってしまうといったことが多く見られ
ることについて、そうならないためのアドバイスを集めた本です。

 まあ、切り口は違うのですが、概ね川北さんの類著と、ベースとなる考
え方は変わらないので、どれか1冊読んでおけばいいのかな、と言う気は
します。

 どうしても、その世代のサラリーマンと言うのは、生活における「会社」
が占める割合が高くなってしまいがちなのですが、ある程度、先が見えて
しまって、しかも段々と気力も体力も衰えてくる中で、大きな曲がり角を
迎える時期みたいです。(他人事のように行っていますが、ワタクシも
正にその世代にいるんですけどね…)

 そんな中で、キッチリ「自分らしさ」と言うものを、過大評価するでも
なく、過小評価するでもなく、等身大で見つめなおすことによって、新た
な活力を見出すことが重要なようです。

 それが、故郷に戻ることであったり、仕事以外の趣味を持つことであっ
たり、恋愛をすることであったり…このあたりは、川北さんの類著と被る
内容なんですが…

 いずれにせよ、無理に自分を押し出したりせず、でもちゃんと自分の軸
を確立することで、今後の人生をより充実したものにして行きたいもの
ですね。