パクリジナルの技術 ~何をパクリ、どうオリジナルを生みだすのか~ (経済界新書)
- 作者: 木下晃伸
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「週末起業フォーラム」で、出版をきっかけとした事業展開をサポートされている方が
出版のサポートをされている本で、タイトルに興味があったので手に取ってみました。
何か事を成すためのプロセスという事で、よく能の開祖である世阿弥の「守・破・離」
ということが言われますが、先日紹介した、「クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために」
にちょっと通じるところがあるなあ、と思いながら読んでいました。
著者は、まだ日本ではそれほど知られていなかったファンドマネジャーと言う職業を
知り、その第一人者であったウォーレン・バフェットに傾倒し、その著作を読み漁り、
所作を真似ることで、ファンドマネジャーとしての自己を確立していった経験から、
その世界の「奇才」と言われる人に系統し、そのあり方を徹底的に真似ることで、成功
へとつなげる「パクリジナル」の技術を確立されたということです。
その経験は、孫正義氏に傾倒して行って、マネジメントの世界に広げていったり
しておられるようです。
また、先人も同様のプロセスで成功を手にされた、ということで、孫さんが日本マクド
ナルドの藤田田さんに傾倒されていたことを紹介されています。
木下さんは、ほんのちょっとしたことを真似するだけでもいいから、と勧められて
いますが、この方の傾倒ぶりというか行動力はスゴいです。