- 作者: 林成之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/09/30
- メディア: 新書
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以前、『ビジネス<勝負脳> (ベスト新書)』を紹介した、脳外科医の林先生
の著書です。
この本では、脳の仕組みから鑑みて、これをずっとやっているとやがて
脳の機能が低下していくリスクのある7つの習慣を紹介しています。
本来、脳は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」と言う基本的
な3つの本能を持っているのですが、進化の過程で、第二の本能である、
「自己保存」と「統一・一貫性」と言うものが生まれたようです。
林先生は、第二の本能を、脳の「クセ」とおっしゃっていますが、本来の
本能と、脳の「クセ」が矛盾してしまうことがあるようで、ついつい後者の
方をやってしまいがちなんだそうです。
ただ、この本で紹介されている7つの習慣を、脳にとって悪いことだ、と
認識するだけで、これらの行動を回避することができる、と林先生はおっし
ゃっておられます。
ただ、これらの習慣って、親だったりとか上司とかに割りと押し付けられる
ことも多いので、逆の立場としては、、こういうことを子供や部下にやって
はいけない、と言う意味でも示唆に富んだ内容です。
まあ、言ってみれば快活に生きる、ということなんでしょうけど、生活に
充実感がないと感じている人は、この本を手にとって見て、ささいなことか
らでも始めてみてはいかがでしょうか!?