亜玖夢博士のマインドサイエンス入門/橘玲

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

 橘玲さんにハマってます。

 この本は、マインドサイエンスの要素を小説仕立てで紹介した本ですが、あー橘さんだなあ、
と言う本です。

 と言うのも、処女作『マネーロンダリング (幻冬舎文庫)』でも国際金融の
トピックをアンダーグラウンドな世界を舞台にした小説で紹介したものでした。

 あそこまで、陰鬱なトーンではないものの、アンダーグラウンドな世界を舞台にしている
ところは、らしいなあ、と思います。

 それしにても、よく橘さんは洗脳とかマインドコントロールについてのことを書かれている
のですが、あんまりリアリティを感じられなかったんですが、逆にフィクションにすることに
よってリアリティが増しているような気がします。

 まあ、そういう知識が得られるというのはあるのですが、それは置いておいても小説として
途中でやめられない中毒性があります。