自分の才能の見つけ方/本田健

自分の才能の見つけ方

自分の才能の見つけ方

 先日、『才能を見つけるためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)
を紹介しましたが、そちらの方は、「実践編」的な位置づけ
で、こちらのほうが、イントロダクションというか、理論編
というか、コンセプト的なことが書かれている感じです。

 どちらにも書かれているのですが、「才能」というと、
スポーツとか、エンターテインメントとか芸術といった分野
でのことを思い浮かべてしまって、尻込みしてしまうことが
多いですが、そういう特別なものではなく、それ以外でも
自分以外の人に喜んでもらえる「何か」というのは、立派に
「才能」だし、誰しもそういう側面を持っているはずだ、と
本田さんはおっしゃっています。

 それで、本田さんは、「才能」が見つかるための方策と
いうのも書かれていて、その中には「天啓」みたいな感じで
突然降って湧いたようなカタチで明らかになるものもありま
すが、大体は、ちょっとずつ得意なことをやっているうちに、
それをすることが自分でも好きだし、周りの人の役に立って
喜んでもらえるし、という観点で「才能」というものを捉え
てみてはどうだろうか、という「提案」をされています。

 そういうことって、きっと我々、フツーの人でもあるはず
だ、ってちょっと勇気が湧いてくる気がしますよ!