- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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民主党が政権をとって、「マニフェスト」という言葉が
日本人にとって身近なものになりましたが、必ずしも我々
日本人が、その意義をちゃんと理解して、評価した上で
選択に臨んでいるわけじゃないんではないか、ということ
で、勝間さんが、その評価の観点を紹介しようというのが
この本の趣旨のようです。
この本が出版されたのが2010年7月で、まだ民主党が政権
を握っていて、東日本大震災前ではありましたが、段々と
民主党への期待感がなくなっていた頃の論点なんで、今や
ちょっと古い論点が多いのですが、どういう「視点」を持つ
か、ということは、未だに役立つ部分があるので、参考に
なるのでは…
安倍政権になって、多少デフレ色が薄まって、この本で
扱われているような悲劇的な状況は、少し和らいでいると
はいうものの、まだ少子化対策などの根源的な国家の継続
に関わる部分に、根本的な対策が打たれているとは思えない
ので、こういう論点に強みを持つ勝間さんに、引き続き
声を大に活躍をしてもらいたい、とこの本を読んでより深く
思いました。