- 作者: ひすいこたろう 白駒妃登美
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ひすいさんの「名言セラビー」の一環で、特に今回は歴史上の偉人の
言葉を題材にされています。
特に、印象的だったのが、冒頭で紹介されている吉田松陰の句で、黒船
に乗り込もうとして、獄につながれたときのものですが、
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
というものです。
国外脱出しようとする「国禁」を犯せば、打ち首になってしまうという
リスクを知りながらも、「行動」につなげたという悲痛な想いが痛切に
伝わってきます。
その他、伊能忠敬や、高杉晋作や坂本龍馬といった志士を支援し、つい
には破産に至った下関の豪商・白石正一郎の逸話を消化して、「夢」と
「志」の違いを語られます。
いつもの「名言セラピー」同様、いろんなトピックの内容が紹介されま
すが、この本に関しては、「志」についてのトピックがあまりにも強烈で、
ちょっと他のことがトンでしまいました…