人生に悩んだら「日本史」に聞こう/ひすいこたろう&白駒妃登美

人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある

人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある

 ひすいさんの「名言セラビー」の一環で、特に今回は歴史上の偉人の
言葉を題材にされています。

 特に、印象的だったのが、冒頭で紹介されている吉田松陰の句で、黒船
に乗り込もうとして、獄につながれたときのものですが、

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

というものです。

 国外脱出しようとする「国禁」を犯せば、打ち首になってしまうという
リスクを知りながらも、「行動」につなげたという悲痛な想いが痛切に
伝わってきます。

 その他、伊能忠敬や、高杉晋作坂本龍馬といった志士を支援し、つい
には破産に至った下関の豪商・白石正一郎の逸話を消化して、「夢」と
「志」の違いを語られます。

 いつもの「名言セラピー」同様、いろんなトピックの内容が紹介されま
すが、この本に関しては、「志」についてのトピックがあまりにも強烈で、
ちょっと他のことがトンでしまいました…