「新しい働き方」ができる人の時代/セス・ゴーディン、神田昌典

「新しい働き方」ができる人の時代

「新しい働き方」ができる人の時代

 モノが売れなくなったと言われて久しいのですが、そのあたりは、売る側
の、マス・マーケットをターゲットとした大量生産・大量消費に最適化した
会社運営の価値観や仕組みを、嗜好の多様化した現時点においても引きずっ
ているからなのかも知れません。

 従来は、そういう価値観の下、トップダウンで会社全体に経営層の意図を
浸透させてそれに「忠実に従う」ということが、求められる資質だったの
かも知れませんが、そういう考え方だと、ゆでガエル的な滅亡が待っている
ということです。

 これから求められる資質というのは、「アーティスト」だそうで、自身
が、如何にユーザー/クライアントに貢献できるか、ということを目指して
「自己表現」ができるか、ということみたいです。

 後は、如何に「見返りを求めない貢献」ができるか、ということが重要
なようですが、意外とこの辺って、日本人は当たり前にやってしまう傾向
があるのですが、アメリカ人にとっては斬新なんですかね?

 神田さんは、最近こういう「信頼残高」的なことに関心が強いようです
ね。