ザックJAPAN3つの選択/杉山茂樹

ザックJAPAN 3つの選択

ザックJAPAN 3つの選択

 2011年8月の出版なんで、コンフェデはおろかアジアカップすら戦って
いない時期の著書なんですが、杉山サンには珍しく、随分ザックを持ち
上げています。

 これまでヨーロッパ出身の監督が少なく、しかも最先端の戦術を駆使
した人っていうとオシム氏以外いなかったということもあるので、随分
とヨーロッパの匂いのするサッカーになったといいます。

 顕著な部分としては、これまでサイドの使い方について、ほぼサイド
バック一人で担当させられていたのを、サイドハーフ(もしくはウイン
グ)が明確に、サイドを担当することによって、サイドバックの負荷の
軽減及び、サイドバックサイドハーフの連携による、攻撃の厚みが
出てきたことなどを指摘されています。

 確かに、岡田監督やジーコ監督のときは、俊輔がサイドハーフといい
ながら、ほとんど中央に寄ってましたしね…

 ということなんですが、今回のW杯の体たらくを見て、どう思って
いるんでしょうね…