勝間和代のインディペンデントな生き方

 勝間さんが「ムギ」のペンネームで出版された『インディでいこう!』
に加筆された本らしいんですが、ベースとなっている内容は、勝間さんの
最初期の著作ということのようで、今でもそれなりにトガッたところが
ありますが、この本では更に更にトガッています。

 パートナーである男性に依存しがちな女性に向けて書かれた本なんです
が、そういう依存癖を持ったままだと、いざ一人取り残された時に悲惨な
運命を辿るぞ、ということもあるんですが、依存しうる素敵なパートナー
を得ることもできないぞ、という結構恐ろしい警告を、依存癖の強かった
ご自身の経験を踏まえて、リアルに発せられています。

 まあ、後は勝間さんの初期の作品に顕著な、自己啓発のススメの原型が
示されているわけですが、とりあえず自律的に生活出来るだけのスキルベ
ースをつけておいて、それなりに自律した男性とも対等に付き合っていける
ようにすることが、リスクヘッジのみならず、シアワセを手に入れる手段
だということです。

 まあ、色々と賛否はあるとは思うのですが、ただただ依存することの
リスクを提示する、ということで、当時はそれなりの意義があったんだと
思われます。

 それなりに企業側のスタンスも変わってきて、単なる補助的な役割を
アウトソースしていっている中で、こういうご意見がより重要度を増して
いるような気もするので、もう一度勝間さんに奮起していただいて、そう
いう啓発をしていただきたい気もします。