20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる/千田琢哉

20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる

20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる

 4日連続で千田さんの本です。

 イイカゲンにしろ!と思われるかもしれませんが、ホントにこの人の本、
オモシロイです。

 今回のテーマは「勉強」なのですが、冒頭から鋭いアプローチです。

 「学生時代の勉強は、人に使われるための勉強だった」ということで、
「人に使われる」ためには、元からある程度の「枠」にハマル必要がある
のとは逆に、「大人の勉強は、自由になるためにする」とおっしゃって
おられます。

 さらに、「自分が自分の人生を歩むためのものだ。」とまで言い換え
られています。

 だから、この本で千田さんがおっしゃる「勉強」というのは、資格の
ためとか、机にかじりついてやる勉強とかだけではなく、自分を深める
こと、自分を伸ばすことのすべてだということで、例えば、本を読むこ
とやセミナーに出席することは、割と思いつきやすいところだと思いま
すが、人と接して、参考にすべきところ、逆に反面教師にすべきところ
を見出すのも「勉強」でしょうし、「お金」の対処の仕方を身につける
ことも「勉強」になるでしょう。

 ということで、突き詰めて言えば、「大人の勉強」というのは、「経
験」や「知恵」を身につけることのようです。

 結構、「勉強」というと尻込みをしてしまう人が多いと思うんですが、
こういう風に考えると、「そりゃ、やらないと!」と思ってもらえるん
じゃないかと思えるので、是非とも、20代に限らず、「勉強」を避けて
いる人に読んでもらいたい本です。