人生で大切なことはすべて「書店」で買える/千田琢哉

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

 最近お気に入りの千田さんの「読書のススメ」です。

 副題に、「本の読み方」なんて、ビミョーに小賢しいのがくっついていますが、
この本は、爽快なまでの「読書礼賛」です。

 昨日、ビジネス本をネタにしながら、どこか小バカにしたような本を読んで、
ビミョーにストレスを感じてたので、真逆のこの本を読んでホントにスッキリ
した気がしています。

 千田さんは、大学に入るまでマンガ以外の本を1冊も読んだことがなかったそう
なんですが、大学に入って、中谷彰宏さんの『昨日までの自分に別れを告げる』
を読んだのをきっかけに、大学4年間で1万冊以上の本を読んだと言うことです。

 書かれている内容を冷静に見ると、「本を読むから時間ができる」とか「本を
読むと、著者の数十年に渡るノウハウを垣間見ることができる」等々、読書を
ススメる別の本でも見たことがある内容もあるのですが、千田さんは、「読書を
するから成功できる」さらには「読書をするからモテる」とまでおっしゃって
おられて、読んでいてその読書愛で焼かれる想いがするくらいです。

 確かに、読書には実利的な側面はモチロンあるんですけれども、そういった
部分を越えた読書の魅力を、まさに焼かれんばかりに感じさせてくれる本です。