「朝勉」は、自分を10倍賢くする!/中島孝志

 中島さんの2010年の著作です。
 多作な方は仕方がないのかもしれませんけど、後の作品になればなる
ほど、過去の著作で書かれたことの再利用が多く見られるようになり、
やがて勢いが落ちていきます。
 中島さんもそういう例が漏れるのは難しいようです。

 この本は、朝の時間の活用がタイトルになっていますが、最初の方に
朝の時間の活用の有利さなど、ありがちなことを書かれていますが、
あとは、朝に絡めて、読書だったりとか、今まで書かれたことを再録し
て、申し訳程度に朝の活用を絡めているだけです。

 中島さんに限らず、朝の時間の活用って、いろいろな本を読んでみま
したが、ほとんどどの本も書かれている趣旨に違いはなくて、しかも
意外と書けることが限られていて、じゃあ、どういうことをするって
いうことを延々と述べるというパターンから逸脱できた本があまりない
のが実情です。
 
 もう、朝の時間の活用に関する本を読むことは無いかな…