- 作者: 山下泰裕
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/04/17
- メディア: 新書
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伝説の柔道家・山下泰裕さんの自伝的な本です。
柔道を始めた頃から現在に至るまで、「期待」や「柔道」「日本」と
色んなものを「背負っ」て来たことということで、段々と背負うものは
変わってきているのですが、何かを「背負い」続けてきた、という、
何とも山下さんらしいなあ、という気がします。
スポーツを極めると、仙人みたいな世俗を解脱したような雰囲気を纏
うことがありますが、ワタクシにとって、そういうものを感じさせてく
れた最初の人が山下さんでした。(最近だと、ちょっとレベルが違う気
もしますが、松井秀喜氏が近い雰囲気をまとっている気がします。)
子供の頃はヤンチャだったとおっしゃっていますが、競技に向けての
努力を積み重ねているうちに、段々と透き通っていく、そういうこと
なのかもしれません。