- 作者: 秋津学
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/03
- メディア: 新書
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株投資ナビゲーターという肩書きをお持ちの方の『会社四季報』の
「読み方」の本です。
『会社四季報』というと、株式投資をされる方にはバイブル的な
存在だということを自他ともに認める存在だということなのですが、
余りにも情報量が多すぎるということと、『会社四季報』自身が行
う予測というのが、意外と的中率が低いということで、実は、あん
まり使い勝手がいいものではないんじゃないか、という懐疑的な視点
でのアプローチで、『会社四季報』を見てみるという趣旨の本です。
というのも、結構実績もキャリアもある投資家ですら、『会社四季
報』を絶対視するような風潮があり、それを見習って、キャリアの
浅い投資家が盲目的に従うといった状況となっているということで、
そういうことに疑問を感じて、敢えて権威に異を唱えるといったと
ことなんでしょうか…
やっぱり、トクをするのも損をするのも投資家自身の判断なんで、
何かにすがりたいキモチは理解でいるのですが、やっぱり考え続ける
姿勢を失わない、というのは重要なことなんでしょうね。