- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/09/06
- メディア: 単行本
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キライキライと言いながら、また手に取ってしまいました…しかも
また、ヒトの神経を逆なでするようなタイトル!
とは言いながら、ちょっとこの本に書かれていることには、ナット
クさせられてしまいました。
というのも、まず、9割は大げさだとしても、日本人の大半の人に
取って英語の習得は必要ないというのは、ワタクシ自身も感じていて、
特に、小学生くらいまでの子供を持つ親御さん達が、英語の習得を
絶対視しすぎることに、ちょっと疑問を感じているところだったりし
ます。
ここからは、ちょっと目からウロコというか、あんまり考えたこと
のなかったことなのですが、なぜ日本人が敢えて英語を習得する必要
がないかということについてのお話が紹介されています。
その話というのが、インド人は、高度な専門分野に関することにつ
いては、自国語では無理だということで、英語で学ぶしかなくて、日
本語で、そういう専門分野のことを学べることに驚くそうです。
そういう先人の成果を享受できるのに、なぜ敢えて英語を習得しよ
うという努力をするのか?ということです。
確かに、英語を習得することによってメリットが得られる人がいる
のも確かで、商社の人だったり、外国人を迎える観光地の人だったり
は、確実に英語を習得することにより、ビジネスが広がるということ
で、そういう人が英語を習得することについては、積極的に勧められ
ています。
ましてや、会社を挙げてその愚挙を犯すのは…ということらしいで
すが…
ワタクシに取っては、理解はできるし概ねナットクしているはずな
のですが、どこかナットクしたくないというフクザツな本です…