- 作者: 金子達仁
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/05
- メディア: 単行本
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ワタクシがサッカーに興味を持ち始めた頃、金子氏の絶頂期で、
『28年目のハーフタイム』や『決戦前夜―Road to FRANCE』
といったドキュメンタリーだけでなく、Numberでの執筆やエッセイ
なんかも読み漁ったので、ワタクシのサッカー観は、金子氏からの
影響が有形無形で伺えるところがあると思いますが、最近、あんま
りサッカー関連の著作をされていないようで、寂しい限りです。
この本は、南アW杯直前に出版された本で、この頃金子氏は、
ツマラナイ戦いをする位ならいっそのこと惨敗して、将来の礎に
せよ!的な論評をされていて、それはそれなりに支持されていた
ように記憶しているのですが、決勝トーナメント進出という
“結果”が出た後は、「岡ちゃんに謝れ!」的なバッシングを
受けてたような記憶があります。
でも、確かに結果を残すための挫折や、修羅場をくぐること
というのは必要だと思いますし、列強もそうやって強くなって
きていることから鑑みても、日本代表はまだまだヌルイ!と
金子氏は見ておられるようです。
でも、オーストラリアも斜陽だし、韓国とはシードの関係で
当たらないし、でもその両者すらも世界的に見てそんなに強い
わけではないし…どうやったら、そういうシビレる体験ができ
るんでしょうね…