100円ショップの会計学/増田茂行

100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり  (祥伝社新書 (130))

100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり (祥伝社新書 (130))

 中小企業への会計支援をされている方の著書です。

 「100円ショップ」とありますが、100円ショップに限らず、1000円カットや
バイキングレストランなど、デフレ以降、お金を使わなくなってから流行り出
した業態が、どうやって利益を上げているのか、ということを会計的に解説す
ると同時に、基本的な会計の知識も身につけてしまおうという、一粒で二度お
いしい本です。

 ちょっと具体的な会計処理に寄り過ぎているキライはありますが、我々に
なじみの深い業態の運営のヒミツの開示にそって、損益計算書、貸借対照表
キャッシュフロー計算書の基本的な構成と読み方について書かれていて、割と
無理なく理解ができる、なかなか秀逸な会計の入門書になっていますので、
会計アレルギーなんだけど、決算書を読めるようになりたい、と思う方には
おススメです。