明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?/川上徹也

 

明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?

明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?

 

 

 最近、『物を売るバカ売れない時代の新しい商品の売り方 (ワンテーマ21)

と言う挑発的なタイトルの本が話題を呼んでいる、川上さんの本です。

 このブログでも、以前、デビュー作を紹介したのですが、ストーリー
を使ったブランディングを専門にして、マーケティングのコンサルを
されている方です。

 ブランディングというと、商品・サービスが対象になるイメージがあ
りますが、本田直之さんが翻訳された『パーソナル・ブランディング
が話題を呼んだように、「個人をブランディング」するということも
徐々に脚光を浴びつつあるようです。

 で、その個人のブランディングをストーリー仕立てでやってみよう、
というのがこの本の趣旨なのですが、基本的なコンセプトは、商品や
サービスの場合とあんまり変わらないようです。

 自分を「買って」くれる人が、共感してくれるようなストーリーを
語るということなのですが、そのベースとなるのが、「志」なんだそう
です。

 その「志」というのが、「自分が何ができるのか・得意なのか?」、
ということと、「それが、社会でどういう役に立つのか?」というこ
とで、それが広く世間の支持が得られるほど、個人のブランドの価値
が高まる、ということですが、やっぱり生半可なことでは、そういう
支持を得るのは難しいようで、支持を得るために、「できること」や
「役に立つ」ことを何度も何度も、地を這って苦労して見つけること
も、ストーリーの一部となるようです。