物を売るバカ／川上徹也

物を売るバカ売れない時代の新しい商品の売り方 (ワンテーマ21)

　最近、大型書店の新書コーナーで平積みになるなど、話題を呼んでいる
川上さんの著書です。

　で、気になって手にとって見たのですが、中身的にはデビュー作から変
わらぬ「ストーリー・ブランディング」が語られているのですが、2008年
の著者デビューから、ようやくブレイクされた感じで、ブレイク以前に
注目していたワタクシとしては、ちょっと誇らしい気もしないではないで
すが、今回は、「タイトル勝ち」ですかね！？

　で、内容的には、いつものストーリー・ブランディングの「黄金律」や
「３本の矢」を、実際の成功企業の取り組みを紹介しながら語られている
のですが、今回は、お客さんを濃くて熱いファンにするラブストーリ
ー戦略」というものを新たに紹介されています。

　よくお客さんとの関係性ということが、近年、マーケティングの世界で
語られるようになって、お客さんと「Win-Winの関係」を構築することが
提唱されていますが、さらに一歩進んで、お客さんと「ラブラブ」の関係
になることをススメられています。

　その、ラブストーリー戦略の中身を紹介しておきますと…

MAGIC1 物を売るな、物語を売れ！
MAGIC2 おもしろそう、と思わせる
MAGIC3 五感すべてに訴えかけよ
MAGIC4 お客さんと親密になり、一緒に行動せよ
MAGIC5 自分をさらけだせ
MAGIC6 ミステリアスな要素を残せ
MAGIC7 期待値を1%でも上回り続けよ

ということで、お客さんを大好きになり、また逆に好きになってもらう、
ホントに恋愛と一緒ですよね。

　いやー、今後ますます、川上さんのご活躍が期待できそうですね！