たまに思い出したように小宮さんの本です。
小宮さんは“ロジカルシンキング”と銘打った本以外でも、様々なと
ころで論理的な思考の重要性を説かれていますが、いつも強調されるの
が、あくまでもツールに過ぎない、ということです。
この本でも、ロジカルシンキングそれ自体は、自分の考えを整理して
相手に伝えるために有効なツールなのですが、使い方を間違えてしまう
と、望んだような結果が得られないばかりか、却って相手の心象を害し
てしまって、重要なプロジェクトから外されてしまったりとか、お客さ
ん先への出入り禁止みたいなことになってしまいかねないようです。
あくまでも相手が何を望んでいるか、ということをしっかり念頭に
おいた上で、どのように自分が望んでいるような行動を相手にとっても
らうか、ということを考えるためにロジカルシンキングを利用しよう、
ということをキモに命じて使う、ということが重要なようです。
そうじゃないと、理屈っぽいヤツだ！ということで疎んじられるの
で、注意しましょう！
