会社の研修の課題図書ということで手に取って、実際に研修
も受けてきたのですが、相当なパラダイムシフトを強いられる
内容でした。
“国際化”という言葉を最近使わなくなったと思いませんか?
最近だと、“グローバル化”と言うようになったのですが、
その言葉の違いに、状況の変化が象徴されているようです。
英語にしてみると、“国際化”は“international”なんです
が、これって2国間になってしまいますが、最近では、単純に
国家間じゃなくて、ある事案にいろんな国が絡んでくることの
方が多くて、そういう意味で“地球全体”といったニュアンス
である“global”の方がふさわしくなっているということです。
で、そういう状況で必要とされる人材についての内容がこの
本のメインテーマとなります。
地球全体という意味で、いろんなバックグラウンドを持った
人たちがプレイヤーとして参加するということで、グローバル
な場でのビジネスでは、進めるためのルールが形成されていっ
ており、そのルールに則った遂行が必要であり、それをしっか
りと身につける必要があります。
それとは逆に、いろんな人が参加しているということで、
それぞれの人のバックグラウンドに配慮した行動が必要だと
いうことで、そういう真逆のことを矛盾なく受け入れられる
ような柔軟性が求められるようです。
グローバルというと、言葉のことばかりが取りざたされがち
なのですが、言葉よりも重要なファクターがあるんだ、という
ことです。