天才なのに消える人、凡才だけど生き残る人/小宮山悟

 

 

 『成功を掴む24時間の使い方』の改題ということなのですが、
随分内容が変わっているというか、印象が違うので、改めて紹
介させていただきます。

 驚嘆すべきは、小宮山さんの柔軟性というか、真逆のモノを
受け入れるキャパの広さというか…ワセダ時代の「ど根性」野
球に心酔したかと思えば、当時最先端の理論派だったバレンタ
イン監督のマネジメントに目からウロコを落としたりと、いず
れのスタンスからも吸収すべきものを、ちゃんと自分のモノに
されて進化されていることでしょうか…

 おそらく、タイトルの「凡才」というのは、本の中でも「天才」
として取り上げられている、イチローダルビッシュと引き比べて
自分のことを指されていると思うのですが、ここまでいろんなこ
とを自分の成長の糧にされているのは、ある意味、十分に「天才」
なんじゃないかと思うのですが…