以前、ワタクシが自分の本の企画を立てている時に、出版プロデ
ューサーの方から、どういう企画が“売れる”のかあ、ということ
をつかむために、定期的に大型書店の英会話本のコーナーで平積み
や面出しをされている本や、長く置かれている本はどんな本なのか
を定点観測すればいい、というアドバイスをもらって、実際に観察
した時期がありました。
その時に、多くの人々が「ラクをして英語をモノにしたい!」と
いう願望を持っているんじゃないか、という仮説に到達したワケ
です。
ワタクシが運営している、別の英語ブログにも書いたのですが、
英語を話せるようになるためにラクな方法は無い、ということを、
みんな薄々気づいているはずなのに、ひょっとして…というかすか
な期待を抱いて、こういう本を手に取るんですよね。
でも、この本も、タイトルはこんな感じなんですが、本文の中で
ハッキリと「英語を習得するのは簡単ではない!」と書かれていて、
読者が勝手にお手軽な学習法を紹介されているんじゃないかと、自
分の都合のよい解釈をして手に取るということで、タイトル勝ちと
言うことなのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、この本の英語習得の方法論を一言で
言えば、「話す機会を多くする」ということです。
オンライン英会話だったり、日本人同士でもいいので英会話サー
クルみたいなもので英語で会話する機会を増やして、できるだけ
多く失敗をする体験を積むことで、それだけ早く話せるようになる
という極めて真っ当な方法論です。
ただ、これが“簡単”なのかというと、多くの人に取って、決し
てそうだとは思えないですが、この本の方法論をキチンと実行すれ
ば、間違いなく英語を話せるようになるということは、実際にでき
るようになったワタクシが保証します!