世界はジャパンをどう見たか? (リュウ・ブックス アステ新書)
- 作者: 四方健太郎
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 新書
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日本代表サポーターによる南アW杯観戦記です。
以前、村上アシシさんというサポーターの日本代表観戦クロ
ニクルを紹介しましたが、この方も外資系コンサルティングフ
ァームにお勤めのコンサルタントということで、会社を辞めて
観戦されています…やっぱり、ウデに覚えのある人は会社なん
かにシバられないんですかね…
ま、それは置いといて、この方、南アフリカで観戦する前に、
W杯出場の32ヶ国+中国を訪問してから南ア入りされていて、
サッカーを通した比較文化論的な内容も含まれいて、個人的に
は、そこに強く興味を惹かれました。
日本がなかなかトップレベルまで上がっていけない理由の
一つとして、日本では、組織のコンセンサスに従って行動し
ていれば、仮に結果が出なかったとしても、あまり責められ
ることが無い風潮があるんではないか、という興味深い指摘
をされています。(その逆に、“結果”を出したとしても、
コンセンサスに反した行動をすると、責められる可能性が
ある、ということも…)
よく、サッカーにおける国力と言うのは、その国の“総力”
を凝縮したものだ、と言われますが、そんなメンタリティ
まで…と思うと、やっぱりサッカーは“深い”ですね。