長きにわたってサッカー日本代表を支えた“守護神”楢崎
正剛選手の自伝的な本です。
それにしても、ゴールキーパーの“自伝”のタイトルが、
“失点”って…しかも、試合の振り返りがほとんど失点とか
負け試合ばっかり…
一番、笑ったというか、らしいなあ…と思ったのが日韓W
杯の振り返りで、正GKとして決勝トーナメント進出に、多
大な貢献をしたにも関わらず、この本の中で触れているのは、
トルコに負けた決勝トーナメント1回戦のことのみ…GKと
言うのは、因果な商売だなぁ…と思わざるを得ません。
そして、楢崎選手と言えば、永遠のライバル川口能活選手
との関係ですが、今年のNumberの記事の楢崎選手と川口選手
の対談にもありましたが、ホントにいい関係というか、お互
いの存在こそが、ここまでの成果を残せた大きな要因だと、
お互いに考えられているようです。
出版されたのが、南アW杯の直前なので、南アW杯で川島
選手に正GKを譲った心境については書かれていませんが、
きっと淡々としていたんでしょうね…