好き、嫌いの正体/林成之

 

 

 「勝負脳」の林先生の著者ループモードに入っています。

 好き嫌いなんて、感性の問題だと思うのですが、林先生に
よると、好き、嫌いという感情を持つに至る脳のメカニズム
というのがあって、ちゃんと根拠やしっかりとしたプロセス
に基づいているということです。

 と言うことで、CMだったりとか、人の感情に訴える職業
につく人と言うのは、ちゃんとそのメカニズムを意識して、
それに基づいた戦略を取らなくてはいけない、ということで
す。

 そのメカニズムと言うのが、「統一・一貫性」という法則
なんだそうです。

 「統一・一貫性」と言うのは、普段からの習慣だったり、一
般的な通念に則ったものに、人間は共感しやすいということな
ので、いきなりそれに反したモノを提示すると反発されやすく
なってしまうので、気を付けた方がいいということです。(と
は言うものの、通念に沿ったものばかりだと、マンネリだとい
う印象を持たれるリスクもあるということなのですが…)

 その他、我々が良かれと思ってやっていることが、実は脳の
パフォーマンスを下げることにつながっているということで、
なかなか興味深い内容です。