小さくても強い会社の変化をチャンスにするマネジメント/小宮一慶

 

 

 時折、手に取る小宮本です。

 昨今、市場の環境があまりにも激しく変化するもんだか
ら、なかなかそれに対応できなくて、退場を余儀なくされ
る…むしろ、一度ある程度の成功を収めた企業が、それに
固執するあまり柔軟性を失ってしまって…ということも、
少なからず見受けられるようです。

 じゃあ、そういう「変化」に対応するにはどういう風に
対処すればいいのか?ということを書かれているのですが、
逆説的に「ブレない」ことが、変化に柔軟に対処するため
に必要だということです。

 どういうことかと言うと、しっかりとした理念を元に
全社一丸となって事業を進めるような体制ができていると、
常に経営の状況のモニタリングをすることにつながる…
当然、市場の変化と、それに対する自社の対応状況も注視
しているということで、「変わるために、変わらない」と
いうことのようです。

 逆に、全社一丸となれるような、「理念」の重要性を
強調してもしきれない、ということのようです。