負けるが勝ち、勝ち、勝ち!/萩本欽一

 

負けるが勝ち、勝ち、勝ち!  (廣済堂新書)

負けるが勝ち、勝ち、勝ち! (廣済堂新書)

 

 

 欽ちゃんの“運”に関する本の第二弾です。

 1→3→2と、またいびつなたどり方になってしまいました…

 3部作すべてを通じて、運と言うモノは、「総取り」みたいな
ことにはならなくて、アッチで盛り上がれば、コッチで凹んで、
みたいな感じで、分野だったり、時期だったりでツジツマを合わ
せるようになっているもんだ、と言う風に、欽ちゃんは考えられ
ているようです。

 興味深かったのは、運が向くおカネの使い方なんですが、『欽
ドン』で全盛期を迎えていた頃に、明らかにムダ遣いと言えるお
金の使い方をして、本業にツキが来るように仕向けていた、と言
うことです。

 後は、何か周囲の人と軋轢があった時に、相手に花を持たせる
と言うか、敢えて「勝たせる」ことで、運の「ポイント」を貯め
ておける、とお考えのようです。

 結構、フェアな考え方で、変わった考え方だと言えば、その通
りなのですが、妙にナットクさせられてしまいました。