子どものしつけがうまくいく!おかあさん☆おとうさんのための行動科学/石田淳

 

 

おかあさん☆おとうさんのための行動科学

おかあさん☆おとうさんのための行動科学

 

 

 行動科学マネジメントを子育てに適用してみようという本な
のですが、実は、これが一番有用な適用分野かも知れませんね。

 しつけをする中で、子どもが思ったように動いてくれない時
に、イライラして叱ってしまいがちなのですが、それって、ホ
ントに子どものせいなの?というところから考えるべきじゃな
いか、ということです。

 というのも、自分がして欲しいことと言うのを、ちゃんと具
体的に、子供が分かるレベルで説明しているか?と問い詰めら
れると、自信が持てない人が少なくないんじゃないかと思いま
す。

 あくまでも、子どもが理解できる具体的な“行動レベル”に
落とし込んで“しつけ”ないと、子どもが何をしたらいいのか
わかってなくて、親が思っているような行動につながらないケ
ースが多いということです。

 あと、印象的だったのが、おかあさんのおとうさんの扱いに
関することなんですが、ついつい子どもの前で、おとうさんの
ことを、おかあさんがグチってしまうこともあると思いますが、
これが子どものしつけにおいて、微妙な影響を与えることにな
るようです。

 というのも、おかあさんがカルく見ている(ように、子ども
からは見える)おとうさんの言うことをナメてしまうことにつ
ながるようで、おかあさんとしては、おとうさんを、子どもを
扱うのと同じレベルで、テキトーにホメておだてながら、おか
あさんの思う方向に持って行くことが肝要なようです。

 あくまでも、子育てのキーパーソンはおかあさん、と言うこ
とで、タイトルも『おかあさん☆おとうさん』ってなってます
もんね!