行動科学マネジメント入門/石田淳

 

8割の「できない人」が「できる人」に変わる!  行動科学マネジメント入門

8割の「できない人」が「できる人」に変わる! 行動科学マネジメント入門

 

 

 ストレートど真ん中なタイトルですが、主に扱われているの
は、部下のマネジメントに関する内容で、部下の育成をテーマ
にした『教える技術』『育てる技術』と被る部分も多いのです
が、どっちかというと、組織マネジメント的な内容に重点が置
かれていて、同じ内容の本は書かないぞ、というプライドを伺
わせます。

 行動科学マネジメントのコアの部分は何度も紹介しているの
で、割愛するとして、部下がやる気になって取り組むために、
上司として取り組むべきこととして、まずは自分から積極的に
部下とコミュニケーションを取るように心掛けて、風通しの
よい組織を作る必要があるということです。

 それも感覚的にやるのではなくて、どの部下とどういうコミ
ュニケーションを取ったのか、ということを記録しておいて、
特定の部下にコミュニケーションの頻度や密度が偏らないよう
にすることが重要なようです。

 後は、部下の行動の「見える化」によって成長を実感させる
ことが重要なようですが、それも行動の「累積」を認識できる
ようにすることで、「これだけやってきたんだ!」と言う自信
が持てるようにしてもらうことが重要なようです。