お金の教室/山崎元

 

お金の教室―二十歳の君に贈る「マネー運用論」 ( )

お金の教室―二十歳の君に贈る「マネー運用論」 ( )

 

 

 著名なエコノミストである山崎さんが、獨協大学で「金融資
産運用論」と題して、学生が社会に出るにあたって知っておく
べき「投資のキホン」を凝縮させた講義をするにあたって教科
書代わりにまとめられた本だということです。

 投機と投資の違いとか、持ち家と賃貸はどっちがいい?とか、
投資信託はアクティブかパッシブか、リスクはどこまで取るの
が妥当か…等々、投資に関する基本的なトピックを、端的に、
本当に解かりやすく噛み砕いて説明してくれています。

 そんな中で山崎さんが再三おっしゃっているのは、結局投資
というのは自己責任なんで、他人をアテにせず、よくよく自分
で考えて決断しないといけない、ということです。

 結局、売り手側は自分の成績が良くなるようなモノを勧めて
くるので、いくら親身に見えても、そこをアタマに入れた上で
話を聞かないといけない、ということです。