癒しのランニング/金哲彦

 

癒しのランニング (講談社現代新書)

癒しのランニング (講談社現代新書)

 

 

 「ランスマ」でおなじみの金さんの著書です。

 「ランニングが、癒し?」と特に運動部で走らされた人は
思われるかも知れませんが、ランニングに「癒し」を求める、
と言うのがこの本のテーマです。

 「ランニング」と言うよりも、とっかかりとしては「ジョ
ギング」なんだろうと思うのですが、そのあたりは、いずれ
フルマラソンにつながってほしいという、金さんの意図なの
でしょうか…

 この本では、、ランニングがもたらす、メンタル及びフィ
ジカル面におけるリラックス作用について紹介されています。

 例えば、うつ病の患者がジョギングをすることによって、
症状が改善されたとか、うつ病とまでは行かない人でも、ス
トレスを軽減する作用があるとか、肩こりや腰痛を和らげる
作用があるといった効用を紹介されています。

 まあ、普段走っていない方からすると眉唾物だと思うので
すが、ワタクシ自身の経験から見ても、確かにそういう効用
があるかな、と思います。

 それに、ランニングが習慣になると、結構一生モノになる
可能性が高いですし、そういう意味でも「癒し」なのかも知
れませんね。