お金の科学/ジェームス・スキナー

 

 

 昨日に引き続き、ジェームス・スキナーさんの本です。
 あ、ちなみに昨日も今日も『妻社長』の参考図書です。

 元々、スキナーさんはこういった自己啓発系の本を専
門とされているようで、ナポレオン・ヒルやアンソニー
・ロビンス、コヴィー博士など、自己啓発の大家の理論
のエッセンスを再編成して、もうちょっと噛み砕いた感
じで表現されています。

 この本は、定常的に「お金」に不自由しなくなるには
どうすればいいか、ということがテーマで、かなり具体
的に、そうなるためのプロセスが紹介されいるのですが、
印象的なのが、400ページ余りに渡る大著の、ほぼ半分を
「受け取る」ということに費やしていることです。

 よく自己啓発書には「与える」ということが書かれて
いて、勝間さんなんかは「Giveの5乗」なんてことをお
っしゃっていますが、「与える」と言うことは、意識と
習慣化でできるようになるみたいですが、特に日本人は
「受け取る」ということが苦手なようです。

 ただ、スキナーさんによると、「受け取る」ことで、
そのありがたみを身に染みて理解し、そのことでスムー
ズに「与える」こともできるようになる、ということ
です。

 その「受け取る」ことをスムーズに受け入れるための
ヒントが色々と紹介されているので、是非、ご一読の程
を…