- 作者: 藤巻健史
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
「株、円、債券のトリプル安」を前面に押し出す前の、2009年の著書
ですが、おっしゃられていることはそんなに変わりません。
サブプライム・ローン問題後に、投資家としてどう動くか、というこ
とを指南する本なんですが、資産インフレが起こるということで、株や
債券への投資を、特に、不況時の円安論者の藤巻さんらしく、アメリカ
の株や債券への投資を進めるべきだということです。
それはそれとして、まだこの頃は、金融システムにそれなりの信頼を
おかれていたようで、ボチボチシステム不安が収束するかな、的なこと
を書かれています。
ただ、全体として、実力と比較して円が強すぎることが諸悪の根源と
考えておられることは不変で、どんな金融、財政上の策よりも円安誘導
が有効だと言うことです。