ひとたまりもない日本/藤巻健史

ひとたまりもない日本  根拠なき「楽観論」への全反論

ひとたまりもない日本 根拠なき「楽観論」への全反論

 もういいよ、とおっしゃられるとおもいます…ワタクシもさすがに
飽きてきました。

 2013年初頭の出版で、安倍政権が誕生したばかりの頃に書かれた本
ですが、書かれていることはほとんど変わりません。

 いずれにせよ、金融緩和や公共投資といった、マネタリーベースを
増やす策というのは、既に市場は不感症になって久しいのに、まだや
るか!?ということのようです。

 しかも、巨大な財政赤字…腫れ上がったおできを、一突きしただけ
でも膿が噴出する状態で、もうハードランディングしかなくなって
いるということで、韓国の金融危機のときのように、IMFの介入でし
か解決策はなくなっているんじゃないか、ということです。

 元々、外圧に弱い国ですしね…