お客さまの「特別」になる方法/小阪裕司

 既に、小阪さんの著者ループモードが始まっています。
 当面、小阪さんの本を続けて紹介します。

 この本は、昨日紹介した『「買いたい!」のスイッチを押す方法』
の続編で、じゃあ、どうすれば、消費者の「買いたい!」スイッチを押した
結果、自店での購買につながるのか、ということを紹介した本です。

 最近、リアル店舗で実物を見て、ネットで買う、という消費行動が多く見
られるようになっているよう(って言うか、ワタクシも多用してます…)で
すが、せっかく「買いたい!」のスイッチを押したのに、それを他店に横取
りされたんじゃ、堪んないですよね…(笑)

 ということで、それを自店に誘導しようということなんですが、そのキモ
となるのが、お客さんとの「絆」ということなんです。

 よく「顧客満足」ということが言われますが、小阪さんによると「顧客満
足」というのは、「絆」にはつながらないようで、もっと人間的なつながり
…「情緒的体験」とおっしゃていますが…を消費行動と結びつけることが
「絆」につながるということです。

 売り手と買い手というと、一見ドライな関係なのかもしれませんが、元々
は、人対人の関係なはずで、買い手側としても「顔の見える」売り手から
買いたい、と思うのが自然なんじゃないか、ということのようです。