リーダーが忘れてはならない3つの人間心理/小阪裕司

 

リーダーが忘れてはならない3つの人間心理 (Forest2545Shinsyo 10) (フォレスト2545新書)

リーダーが忘れてはならない3つの人間心理 (Forest2545Shinsyo 10) (フォレスト2545新書)

 

 

 久々に小阪さんの本です。

 ミョーに、小阪さんかつフォレスト出版らしくない、カタいタイトルがついていますが、元々は、『「仕事ごごろ」にスイッチを!』というタイトルの本で、その方がこの本の本質が伝わり易い気がするのですが…

 元々の本のタイトルが示す通り、この本の主題は、部下の「やる気」にスイッチを入れて、組織全体として能動的な姿勢をインストールしようということです。

 じゃあ、その「スイッチ」が何なのか、と言うとスタッフに取って、仕事をすることが「快」につながることになればいいという、行動科学マネジメントの石田さんのようですが、そういうことになると進んでスタッフが仕事をするようになるということです。

 じゃあ、その「快」は何なのかというと、これが、人それぞれだと思われますが、多くの人に取っては、それが「ねぎらい」なんだそうです。

 上司やお客さんなどが自分の仕事を見ていてくれていて、その成果を認めてくれること、それこそが最大の報酬になるということで、組織としてそういう方向に向かっていくことが、能動的な組織の形成につながるようです。

 ただ、そういう「いい方向」に向かう方策であっても、抵抗勢力は現れるということで、それには要注意なんだそうですが…